電球形蛍光灯をLED電球に替える|口金・W形相当・光色、密閉器具・断熱材施工・調光対応の見方

電球形蛍光灯は、蛍光灯の中で最初に製造禁止になった区分です。替え先のLED電球は工事不要で、口金と明るさを合わせるだけ。ただし器具によっては「対応」表示の確認が要ります。

更新日 2026年10月NaN日 執筆 あかり替え 編集部

結論:電球形蛍光灯(EFA・EFD、30W以下)は2026年1月1日から製造・輸出入が禁止済み。LED電球に替えるときは「口金(E26かE17)」「W形相当(明るさ)」「光色」の3つを合わせる。密閉型の器具・断熱材施工のダウンライト・調光器つきの器具は、それぞれ「対応」と書かれたLED電球を選ぶ。器具側に安定器がないので、直管・丸形のような点灯方式の問題はない。

電球形蛍光灯の型番の読み方

記号 意味
EFA A形(白熱電球と同じ形のカバーつき)
EFD D形(発光管がむき出しのタイプ)
EFG G形(ボール形)
EFT T形(筒形)
数字(10・15・25) 「形」。10形=白熱40W形相当、15形=60W形相当、25形=100W形相当
EL/EN/ED 電球色/昼白色/昼光色
/12・/10 実際の消費電力(W)

例:EFA15EL/12 = A形・60W形相当・電球色・消費電力12W。口金は E26 が標準で、E17(小型)の製品もあります。型番を貼って読み解くには 型番解読ツール。

LED電球の選び方:合わせる3つ

① 口金

② 明るさ(W形相当と全光束)

LED電球は「60W形相当」のように白熱電球換算で表示され、全光束(lm)の基準が業界で統一されています。

白熱電球の形 LED電球の全光束の目安 電球形蛍光灯の対応
20W形 170lm以上 —
30W形 325lm以上 —
40W形 485lm以上 EFA10・EFD10
60W形 810lm以上 EFA15・EFD15
100W形 1,520lm以上 EFA25・EFD25

いまの電球形蛍光灯の「形」をそのまま同じW形相当のLEDにすれば、明るさは同等です。消費電力は電球形蛍光灯の12Wに対してLED電球は7〜8W(60W形相当)とさらに下がります。

③ 光色

同じ部屋で複数の電球を使うなら、色を揃えます。

器具によって必要な「対応」表示

密閉型器具対応

浴室灯・玄関灯・ガラスカバーつきの器具など、電球が密閉される器具では熱がこもります。LED電球は熱に弱いため、「密閉型器具対応」の表示がある製品を選びます。表示のない製品を密閉器具に使うと短寿命になり、保証対象外です。

断熱材施工器具対応(ダウンライト)

天井裏に断熱材が敷かれた住宅のダウンライトには「SB」「SGI」「SG」などの表示があります。ここに使うLED電球は「断熱材施工器具対応」の表示が必要です。E17の小型LED電球に多い注意点です。

調光器対応

壁に調光つまみ(スライダー・回転式)がある器具には「調光器対応」のLED電球を。非対応のLED電球を付けるとちらつき・故障の原因になります。調光器対応品は価格が1.5〜2倍程度です。

屋外・防湿

屋外の玄関灯や勝手口灯で雨がかかる場所は、器具側が防雨形であることが前提です。電球自体は「屋外器具対応」や密閉器具対応の表示を確認します。

配光(光の広がり)

電球形蛍光灯は全方向に光るタイプが多かったので、ペンダントや紙のシェードに使っていた場所は全方向タイプにすると雰囲気が変わりません。

あると便利な機能

費用と寿命

よくある質問

Q. 電球形蛍光灯はもう買えませんか? A. 製造・輸出入は2026年1月1日から禁止ですが、在庫の販売・使用は禁止されません。店頭在庫は減っており、LED電球への交換を勧めます。

Q. 電球形蛍光灯の点灯回路が器具側にある、ということはない? A. ありません。電球形蛍光灯は口金の中に点灯回路を内蔵しているので、器具は白熱電球用のソケットです。LED電球をそのまま付けられます。

Q. 蛍光灯の器具に電球形蛍光灯が付いていました。 A. それは「電球形蛍光灯」ではなく、E26ソケットの器具に電球形蛍光灯を付けていたか、コンパクト形蛍光灯(FPL・FDL など、専用口金)のどちらかです。専用口金のコンパクト形はLED電球に替えられないので、型番一覧 で確認してください。

Q. 使い終わった電球形蛍光灯の捨て方は? A. 水銀を含むため、蛍光管と同じ区分(有害ごみ・資源)で出す自治体が多いです。→ 蛍光灯の捨て方

出典